鹿児島県志布志市は、昨年3月から市の全職員に対して、朝礼などでふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」に毎日アクセスするよう呼びかけ、閲覧の仕方を載せたマニュアルを作って配布していました。
おそらく、その影響で、昨年5月から7月まで「ふるさとチョイス」内のPV数ランキングで、3カ月連続のぶっちぎりの1位を獲得し、殿堂入りしています。市ふるさと納税推進室の大迫秀治室長は「ゆるキャラグランプリで地元のキャラに投票を呼びかけるのと同じような感覚。納税がないと財源的にも厳しく、全庁一体で取り組んでいた」と説明しています。組織的なアクセスでPV数ランキングの順位が上がったとしていますが、寄付額への影響ははっきりわからないとしています。ちなみに、昨年度集めた寄付金は22億5000万円余りで、全国18位となっていました。
志布志市のふるさと納税では、28年9月、返礼品のウナギを水着姿の少女にたとえ「養って」と訴えるPR動画が「男尊女卑だ」と批判を浴びて削除に追い込まれる騒動があり、これが逆に宣伝になったとの見方が出ていますが、市ではこの時も影響はわからないとして、寄付の増加は返礼品の種類を充実させたり、広告を増やしたりした成果と強調していました。
さらに、今夏からは寄付額に応じた返礼品の「お気に入り」への登録も職員に求めており、ウナギや牛肉など市の返礼品は、今現在、ウナギが14位、牛肉が6位とランキング上位にありますが、この結果について、市ではイベントでのPRの成果などが反映されているとしています。
その上で、市は、ご寄付いただいた方々をはじめ、全国の皆様にご心配やご迷惑をかけぬよう真摯に取り組むとして、今後同様な呼びかけはしないとしています。
今回の件は、無理やり購入させるなどはしていないので違法性はないかもしれませんが、ポータルサイトやこのサイトのように、ランキングを返礼品を選ぶ際の目安として紹介したサイトの利用者にとっては、迷惑な話だと思います。